アルコール消毒したから、きっと安心なんだモン!
けど、アルコール消毒は使い方を間違えるとインフルエンザウイルスに効かないこともあるから注意が必要なんだよ!
社長、アルコール消毒の正しいやり方を教えて欲しいんだモン!
まず、結論から書きますと、インフルエンザウイルスはアルコールで消毒することができます。
しかし、アルコールは使い方を間違えると全くインフルエンザウイルスに効果がありません。
また、効果がゆっくりなので、瞬間除菌するのは難しいです。
と、この辺りのことを今回の記事では詳しく書いていこうと思います。
インフルエンザはアルコール消毒で効果あり!
インフルエンザウイルスはアルコールで除菌できることを冒頭で紹介しました。
一般的にインフルエンザは感染力が強いので、ウイルス自体も強いと思われていることが多いですが、実はそんなことはありません。
むしろ、インフルエンザウイルスは弱いウイルスの部類に入るのです。
感染力が強いので強いやつかと思われがちなんだよね(笑)
インフルエンザウイルスは湿度に超絶弱い!加湿器は最高の対策方法
インフルエンザウイルスの弱いことを象徴していることがあって、それは実は湿度に超絶弱いんです。
インフルが流行りだす時期は寒い時期で、この時期は乾燥しやすい時期でもあります。
乾燥という環境があるからこそ、インフルは活発に行動することが出来ますが、湿度が高い状態では活発にはなれません。
そのため、インフルが流行りだす時期は加湿器の利用が最高のインフルエンザウイルス対策になるんです。
アルコール消毒可能なので玄関と洗面所にはアルコール除菌剤を設置
除菌剤で有名なサラヤのワンプッシュ除菌剤は非常に使い勝手が良くてオススメです。
これを玄関に置いておいて外から帰って来た際に使えば、家にインフルエンザウイルスを持ち込む可能性は非常に低くすることができますよ。
次はいよいよアルコール除菌する際の注意点です!
インフルエンザウイルスをアルコール消毒する際の注意点
ここではアルコール消毒をする際の注意点を詳しく書いていきます。
上の画像でも要点だけはつかめると思うので、1つ1つ詳しく見ていきましょう。
アルコール消毒は濃度が変わると効果なし
まずはアルコール消毒をする際の一番大切なポイントになります。
新型インフルエンザウイルスの手の消毒にはもっぱらアルコール(エタノール)が使われます。
アルコールは濃度によって殺菌効果が変わってきて、一般に「消毒用エタノール」と言われる80v/v%くらいの濃度の殺菌力が最も強いです。
そして、50 v/v%以下になると、十分な消毒効果は期待できません。
無水エタノール(99.5v/v%以上)のように濃度が高すぎても消毒効果が低くなったり、手荒れを起こすことがあるので、60~95v/v%の濃度で使われることが多いんです。
何やら面倒くさい話になってきましたが、要は一般的に人の手指に直接使うアルコールは60~95くらいの濃度に初めから調整されているので濃度が変わるとアルコールの除菌効果は全くないんですよね
例えば、トイレの後に手を洗い、アルコール消毒をする←ほぼ効果ありません
なぜ効果がないのか。
理由は簡単で、トイレの後に手を洗い、しっかり水分を拭いてからじゃないとアルコールは菌やウイルスを消毒してくれません。
水分量が多ければ多いほど(濃度が下がる要素があればあるほど)、アルコールはインフルエンザウイルスに無意味になるのです。
もしかしたら、今まで効果がないまま使っていたかもしれないんだモン・・・
手洗い後は特に効果がないんだよね。
これは結構みんな知らないことが多いんだ。
アルコール消毒は効果にムラがある
アルコールは濃度によって除菌力があったり、無かったりするので、アルコール消毒をしても除菌しきれない箇所が出てくることがあります。
細菌はジェル系の除菌剤が出ているので、製品によって性能は異なってきますが、基本的にアルコールは揮発性が高いので除菌する前に場所によっては除菌エリアにムラが出てしまうのが要注意です。
人体への影響。発火性、手荒れなどなど
アルコール系の消毒はどうしても合う合わないが人によってことなります。
各メーカーそれぞれ健康に害がないように製品開発を進めていますが、アルコールの特性上発火性、手荒れが起こるなどどうしても解決できない問題があります。
アルコール消毒のおすすめシーンや使い方
手指の消毒はワンプッシュタイプ
間違いなくアルコール消毒はワンプッシュタイプをオススメします。
理由は使い易いからです。
スプレータイプは散布した時にどうしてもムラがでてしまいます。
台や机を拭くにはスプレータイプが良いですが手指の消毒には絶対的にサラヤのハンドラボなどを使った方がいいです。
机など物の消毒はスプレータイプ
スプレータイプは机や台などを消毒するときに使いましょう。
物を除菌消毒するときには使い易いですが、子供などがいる環境では注意が必要です。
また、使用後は必ず拭き取るようにしましょう。
衣類への消毒はアルコール消毒は不向き
衣類へのアルコール消毒を行うことで衣類が痛む恐れがあります。
しかし、効果がない訳ではないので「服が傷んでもいいよ」って人には向いているかもしれません。
衣類へのインフルエンザウイルスの撃退で一番効果的な手法は洗濯です。
というのも、洗濯で使われる一般漂白剤もアルコール同様、インフルエンザウイルスに効果があるからです。
アルコールで消毒できるので、漂白剤でも簡単に消毒できますよ!
まとめ:アルコールはインフルに効果的!使い方は注意が必要だけどね
今回の記事で勉強した注意点をしっかり守って、今年はインフルエンザにかからないようにするモン!
みなさん、インフルエンザの予防接種もお忘れなく!