結論から言うと、次亜塩素酸水だけではあのカメムシの出す嫌な臭いを消すことはできないようです。
カメムシの臭いの主要な成分はアルデヒド、アルコール、酢酸エチルなどの化学成分であり、これらの成分が組み合わさって特有の不快な臭いを形成します。カメムシはこれらの成分を外敵から身を守るために放出し、外敵や捕食者を威嚇する役割を果たします。
簡単に言うと、カメムシの臭い成分には、水に溶けやすいものと油に溶けやすいものが混ざっているため、油性と水性の2段階で落とすのがポイントになります。
まずは、消毒用アルコールや化粧品のクレンジング剤などをなじませて油成分を落とします。その後、石けんで洗うと効果的に臭い成分を取ることができます。次亜塩素酸水を使うタイミングとしては石けんで洗った後に次亜塩素酸水を使うのがいいかと思います。
余談ですが、実はカメムシの中には臭くないカメムシもいて、アメンボもカメムシの仲間だそうです。
カメムシは白いものを好む習性があるため、洗濯物についていることが多くあります。
また、平べったくわずかな隙間でも侵入するので、サッシと網戸の隙間ができないように気をつけます。網戸や窓枠、壁やサッシの隙間、玄関灯などのよく来る場所には、カメムシを忌避できるスプレー剤を使用するのがオススメです。
もし、室内にカメムシが侵入してしまった場合は、カメムシに臭いを出されないようそっと外に出すか、瞬間冷却するタイプのスプレー剤の使用がオススメです。
とにかくあのクサい臭いを出されないよう細心の注意が必要です。
もし室内で臭いを放たれてしまった場合は換気+消臭スプレーで対策しましょう。
衣服などに臭いがついてしまった場合はクレンジングオイルなどで油で落ちやすいにおい成分を落としてから洗剤で洗うといいかもしれません。
過去に飼い猫が室内で突如現れたカメムシにじゃれつき、カメムシを口に咥えてしまったことがありました。
あのカメムシ特有の激臭と同時に普段はあまり鳴かない飼い猫が大騒ぎしながら顔を掻きむしっているそばに瀕死状態のカメムシが…
すぐさま病院に電話したもの、猫がカメムシを食べてしまっても命に関わる毒性はないそうです。
(それから数時間は飼い猫の口臭はカメムシでした)
ペットを飼っている場合はカメムシの侵入を許してしまうとこんな被害も稀でしょうがあるかもしれないので、
大量発生することもよくあるカメムシにはお気を付けください。